マツダCX8を買って後悔しないために知るべきポイント解説

マツダCX-8の購入を検討中の方の中には、CX8を買って後悔しないためにはどうすればいいのか。と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。スタイリッシュなデザインや多機能性で人気のCX8ですが、大きな買い物であるからこそ、その魅力だけでなく注意点やデメリットも把握しておきたいところです。

本記事では、CX8を買って後悔しないために押さえておくべきポイントや、選ぶ際の注意点を詳しく解説します。あなたのカーライフを充実させるために、ぜひ参考にしてください。

マツダCX8を買って後悔を避けるために知るべきポイント

• デメリットとは？
• ディーゼルモデルの実際の燃費は？
• 燃費性能はどのくらい？
• 税金負担はいくらになる？

デメリットとは？

CX-8は多くの魅力を持つSUVですが、購入を検討する際にはそのデメリットもしっかり把握する必要があります。以下に、主なデメリットについて解説します。

まず、価格帯が他のSUVと比較して高めである点が挙げられます。CX-8は豊富な装備や高い質感を誇りますが、それに見合う価格が設定されています。そのため、初期費用や月々の支払い額を重視する方にとっては、コスト面がネックになる可能性があります。

また、車体の大きさゆえの取り回しの悪さもデメリットとして挙げられます。全長が約4.9メートル、全幅が1.84メートルというサイズは、狭い道路や駐車場では取り回しに苦労することがあります。特に都市部での使用を考えている場合、この点には注意が必要です。

次に、ディーゼルエンジン特有の振動や騒音も考慮すべきポイントです。CX-8のディーゼルモデルでは、力強いトルクが魅力ですが、アイドリング時や低速時に感じる「カラカラ」としたエンジン音が気になる場合があります。この音は、ディーゼル車に慣れていない人にとって特に気になる要素となるかもしれません。

さらに、リセールバリューが低めである点も注意が必要です。マツダ車全般において、新車購入時の値引きが大きいことが影響し、中古市場での下取り価格や買取価格が他メーカーのSUVと比べて低くなる傾向があります。このため、将来的に車を売却することを考えている場合には、リセールバリューの低さが負担になる可能性があります。

最後に、3列目シートの快適性が限定的である点です。CX-8は3列シートSUVとしての利便性が注目されますが、3列目のシートは長時間の使用には適していない場合があります。特に、大人が長距離移動で使用する際には、足元のスペースや座り心地がやや不十分と感じることがあるでしょう。

CX-8は魅力的なポイントが多い一方で、これらのデメリットを理解し、使用用途やニーズに合致するかどうかを慎重に検討することが大切です。

ディーゼルモデルの実際の燃費は？

CX-8のディーゼルモデルは、「SKYACTIV-D 2.2」というエンジンを搭載しており、高いトルク性能と低燃費が魅力です。しかし、実際の燃費はカタログ値と異なる場合があるため、現実的なデータを把握しておくことが重要です。

CX-8ディーゼルモデルのカタログ燃費は、WLTCモードで2WDが15.8km/L、4WDが15.4km/Lとされています。一方で、実際の燃費は運転スタイルや使用環境によって変動します。オーナーからの報告によると、実際の燃費は2WDモデルで約13.0km/L、4WDモデルで約12.4km/Lが一般的とされています。

例えば、都市部の混雑した道路を中心に走行する場合、アイドリング時間や頻繁な発進・停止が影響し、燃費はカタログ値よりも低くなる傾向があります。一方、高速道路を多く利用する場合には、燃費性能が向上し、カタログ値に近い数値を記録することがあるようです。

また、CX-8ディーゼルモデルはクリーンディーゼルエンジンを採用しており、燃料として軽油を使用するため、ガソリンモデルと比べて燃料コストを抑えられる点が大きなメリットです。軽油の価格は一般的にガソリンよりも低いため、ランニングコストを重視する方に適しています。

ただし、燃費性能を最大限に引き出すには、定期的なメンテナンスが重要です。特に、ディーゼルエンジンはDPF（ディーゼルパティキュレートフィルター）などの装置が搭載されているため、短距離走行が多いとこれらの装置が詰まりやすくなり、燃費が悪化する可能性があります。

CX-8ディーゼルモデルは、大きな車体サイズに対して優れた燃費性能を持ち、長距離移動や高速道路での使用に特に適していると言えます。ただし、日常的な使い方や環境に合わせて、実際の燃費データを参考にすることが大切です。

燃費性能はどのくらい？

CX-8は、ガソリンエンジンモデルとディーゼルエンジンモデルの両方がラインナップされており、それぞれ異なる燃費性能を持っています。燃費を考慮して車を選びたい方にとって、これらの性能を正確に理解することが重要です。

ガソリンエンジンモデルの燃費性能
CX-8に搭載されるガソリンエンジンには、自然吸気（SKYACTIV-G 2.5）とターボ（SKYACTIV-G 2.5T）の2種類があります。WLTCモードで計測されたカタログ燃費は、自然吸気エンジンの場合、2WDで12.4km/L、4WDで12.2km/Lです。ターボエンジンの場合は若干低く、2WDで12.0km/L、4WDで11.6km/Lとなっています。

実際の燃費については、ユーザーからの報告では、街中での運転が中心となる場合9～10km/L、高速道路を多く利用する場合は12km/L以上を記録するケースが多いようです。ターボエンジンモデルはパワフルな走行性能が魅力ですが、アクセルを頻繁に踏み込むような走りでは燃費が悪化しやすい傾向にあります。

ディーゼルエンジンモデルの燃費性能
一方で、ディーゼルエンジン（SKYACTIV-D 2.2）は、燃費性能が優れていることが特徴です。WLTCモードでのカタログ燃費は、2WDで15.8km/L、4WDで15.4km/Lと発表されています。これに対して実際の燃費は、2WDモデルで13km/L前後、4WDモデルで12km/L台という報告が一般的です。

ディーゼルモデルは、特に高速道路での巡航時に燃費効率が良く、長距離ドライブを頻繁に行う方に向いています。さらに、軽油を燃料とするため燃料コストが安く、燃費性能とコスト面のバランスを重視する方には最適です。

燃費に影響する要因と注意点
CX-8の燃費性能は、運転スタイルや環境によっても大きく変動します。例えば、頻繁な発進・停止を伴う都市部の走行では燃費が低下しやすく、逆に一定速度で走行できる郊外や高速道路では良好な数値を記録しやすいです。また、メンテナンスを怠ると燃費性能が低下する可能性があるため、定期的な点検と整備が欠かせません。

CX-8の燃費性能は、車の用途やライフスタイルに応じて選べる幅広い選択肢を提供しています。そのため、どのエンジンタイプが自分に合っているかをよく検討することが重要です。

税金負担はいくらになる？

CX-8を購入する際には、初期費用だけでなく、購入後の維持費として発生する税金についても考慮する必要があります。税金は、主に自動車税、重量税、自賠責保険料の3つが挙げられます。

自動車税（種別割）
自動車税は排気量によって課税されます。CX-8の場合、ガソリンエンジンモデルでは2.5Lの排気量、ディーゼルエンジンモデルでは2.2Lの排気量を持つため、年間の自動車税はどちらも45,000円となります。ただし、エコカー減税の対象となるモデルもあり、その場合、初年度の自動車税が減免される可能性があります。

自動車重量税
重量税は、車両の車両重量によって決まります。CX-8の車両重量は約1,850kg〜2,000kgとなり、この範囲では1年あたり15,000円～20,000円が課税されます。新車購入時には3年分の重量税を一括で支払う必要があるため、この費用も予算に組み込んでおきましょう。

ディーゼルモデルやエコカー認定を受けている車種では、重量税が軽減される場合があります。例えば、SKYACTIV-Dエンジンを搭載するモデルでは、一部減税措置が適用されることが多いです。

自賠責保険料（強制保険）
自賠責保険は、法律で加入が義務付けられている保険です。CX-8のような普通乗用車の場合、24ヶ月契約で21,550円（2024年現在）が一般的です。これは全車種で共通の金額となります。

追加で発生する可能性のある費用
また、CX-8を所有する場合、これらの税金に加えて燃料費や任意保険料もかかります。特に任意保険料は、補償内容やドライバーの年齢、運転歴によって大きく異なるため、自分の状況に合わせた保険を選ぶことが重要です。

まとめ
CX-8の税金負担は、排気量と重量に基づく自動車税や重量税、自賠責保険料の合計が年間6万円程度を見込むことが一般的です。エコカー減税の対象かどうかを確認し、さらに維持費全体を総合的に考慮して購入計画を立てることが大切です。

マツダCX8を買って後悔しないための選び方と注意点

• なぜ中古のCX-8は安いのか？
• CX-8とCX-5、燃費が良いのはどちら？
• CX-8は何キロくらいまで乗れるのか？
• CX-8が生産終了した理由とは？
• マツダ車のリセールバリューが低い理由
• リセールバリューの低い車の特徴とは？
• 故障リスクとメンテナンスコストを知る
• CX-8に乗る人の傾向はどんな感じ？

なぜ中古のCX-8は安いのか？

中古車市場でCX-8が比較的手頃な価格で流通している理由は、いくつかの要因が絡み合っています。これらの理由を理解することで、CX-8が安価な理由に納得できるでしょう。

供給量の多さが価格に影響
CX-8は販売期間中、マツダが設定した販売目標を大幅に上回る台数を記録しました。その結果、中古市場にも多くのCX-8が供給されています。需要と供給のバランスが崩れると価格は下落しやすく、これはCX-8が安く手に入る理由の一つといえます。

リセールバリューの低さ
CX-8のリセールバリューがあまり高くない点も、中古価格が安い要因です。特に「マツダ地獄」と呼ばれる現象が影響しており、新車購入時の値引きが大きかった分、中古車としての価値が下がりやすい傾向にあります。さらに、CX-8は国内向けのニーズが高い一方で、海外市場での需要が限定的であることもリセールバリューの低さに拍車をかけています。

ランニングコストへの懸念
CX-8の燃費や税金などのランニングコストが、他のSUVと比較して高いと感じるユーザーも少なくありません。このため、購入後の維持費を懸念して中古車の需要が抑えられ、価格が低くなる傾向があります。

生産終了による影響
CX-8は2023年末に生産が終了し、後継モデルとしてCX-80が登場する予定です。これにより、新しいモデルを求める需要が増え、中古のCX-8への関心がやや低下していることも価格に影響しています。

中古車としての魅力もある
一方で、中古のCX-8は高品質な車両が多く、価格以上の価値を提供しているケースも多々あります。特に最上級グレードや低走行距離の車両では、コストパフォーマンスの良さが際立っています。

CX-8が安い理由には複数の要因が絡み合っていますが、それでも高い実用性やデザイン性を持つ車であることは変わりません。購入を検討する際には、価格だけでなく、自身のライフスタイルや用途に合うかどうかを十分に考慮することが大切です。

CX-8とCX-5、燃費が良いのはどちら？

CX-8とCX-5は、どちらもマツダのクロスオーバーSUVとして人気がありますが、燃費性能に関しては異なる特性を持っています。購入を検討する際には、使用シーンや目的に応じてどちらが適しているかを比較することが重要です。

カタログ燃費の比較
CX-8のカタログ燃費は、搭載するエンジンによって異なりますが、ガソリンエンジン（SKYACTIV-G 2.5）はWLTCモードで12.4km/L（2WD）～12.2km/L（4WD）となっています。一方、CX-5の同じエンジンでは、15.4km/L（2WD）～14.6km/L（4WD）と、CX-5の方が優れた燃費性能を持っています。

ディーゼルエンジン（SKYACTIV-D 2.2）の場合も同様で、CX-5の方が軽量なボディを活かし、わずかに高い燃費性能を示します。

実燃費の違い
実際の走行データでも、CX-5の方が燃費が良いという報告が多いです。CX-8は3列シートSUVであり、車体が大きく重量が重いことが燃費性能に影響しています。一方で、CX-5は2列シートSUVとしてコンパクトに設計されており、都市部や短距離の運転でも効率的に燃料を消費する傾向があります。

用途に応じた選択の重要性
燃費だけで選ぶならCX-5が有利ですが、CX-8は3列シートを備え、大人数の乗車や長距離旅行に適している点で異なる魅力があります。また、高速道路での巡航性能や静粛性に優れているため、CX-8は快適なロングドライブを重視する方に向いています。

維持費の観点から考える
燃費性能は維持費にも直結しますが、CX-8とCX-5の選択肢には燃料費以外のコストも関係します。例えば、CX-8は大型車両として自動車税がやや高めに設定されていますが、家族での利用や荷物の積載量を考えると、それを補うだけの価値があると言えるでしょう。

CX-8とCX-5のどちらを選ぶかは、燃費性能だけでなく、乗車人数や使用頻度、ライフスタイルを考慮することが重要です。比較するポイントを明確にして、自分に合った一台を見つけることが満足度の高い選択につながります。

CX-8は何キロくらいまで乗れるのか？

CX-8は適切なメンテナンスを行うことで、高い走行距離まで使用できる車両です。そのため、どのくらいまで乗れるのかを理解するためには、エンジンの特性や整備の重要性を知ることが大切です。

一般的な目安は20万キロ前後
CX-8に搭載されているエンジン、特にクリーンディーゼルの「SKYACTIV-D 2.2」は、頑丈で高性能なことで知られています。通常の使用環境下で適切に整備を行えば、20万キロ以上の走行も可能とされています。これは、他の多くの車種と同様の目安であり、長距離の走行にも耐えうる設計がなされているからです。

重要なのは定期的なメンテナンス
長く乗るためには、定期的なオイル交換や消耗部品の交換が不可欠です。特にディーゼルエンジンは、オイルや燃料系統のメンテナンスが不十分だとトラブルが起こりやすくなるため、適切な整備を怠らないことが重要です。また、タイミングベルトやウォーターポンプといった主要部品の交換時期を守ることで、より長い走行距離を実現できます。

走行距離が増えると起こりやすい症状
走行距離が増えると、エンジンやトランスミッションの劣化が進むことは避けられません。具体的には、エンジン内のカーボン蓄積や燃費の低下、またはサスペンションやブッシュといった足回りの劣化が挙げられます。これらはすべて定期的な点検で早期発見し、必要に応じて修理することで対応可能です。

長持ちさせるためのコツ
CX-8をより長持ちさせるためには、普段の運転スタイルも大切です。急加速や急ブレーキを避けることや、エンジンが暖まる前に高負荷をかけないようにすることで、各部品の負担を軽減できます。また、長期間乗ることを見越して、信頼できる整備工場やディーラーと定期的に連携をとることも効果的です。

CX-8はしっかりと整備を行うことで、20万キロ以上の長距離走行も可能です。日々のメンテナンスを欠かさず行い、トラブルを未然に防ぐことが長持ちの鍵となります。

CX-8が生産終了した理由とは？

CX-8が2023年末をもって生産終了となった理由には、複数の背景が存在します。これには、マツダ全体の戦略や市場の変化が大きく影響しています。

ラージ商品群への移行
マツダは近年、「ラージ商品群」と呼ばれる新しい車種群への移行を進めています。この戦略の一環として、CX-8は後継モデルであるCX-80に引き継がれる形で生産を終了しました。CX-80は、CX-8よりもさらに高級感や先進装備を強化したモデルとして位置づけられており、マツダが目指す次世代の基準を体現する車種です。

グローバル市場での位置づけの変化
CX-8は日本国内では人気がありましたが、海外市場では大きな需要を得られていませんでした。特に北米市場では、CX-8よりも大型で高性能なCX-9が販売されており、CX-8はその影に隠れる形となっていました。このような状況から、CX-8の生産終了によってリソースを他のモデルに集中させる意図もあったと考えられます。

効率的な生産体制の構築
自動車業界では近年、電動化や環境規制への対応が求められています。マツダもこれに応じて、より効率的な生産体制の構築を進めています。CX-8の生産終了は、他の新世代モデルに生産ラインを転用するための決断ともいえるでしょう。

需要のシフトと価格帯の見直し
CX-8はコストパフォーマンスの高い3列シートSUVとして評価されていましたが、近年の市場では、より高級感のあるモデルへの需要が高まっています。これに応えるために、CX-80がCX-8の役割を引き継ぎ、上位市場をターゲットにしていることが伺えます。

CX-8の生産終了は、単なるモデルチェンジ以上に、マツダの次世代戦略に基づく重要な決断です。後継モデルであるCX-80の登場により、さらなる進化を遂げることを期待する声が高まっています。生産終了後もCX-8は中古市場で流通しており、その価値を活かす選択肢は十分に残されています。

マツダ車のリセールバリューが低い理由

マツダ車は多くの魅力を持つ一方で、リセールバリューが他メーカーの車と比べて低い傾向があります。これはいくつかの要因が絡み合った結果です。

値引き販売の影響
マツダ車の新車購入時には、比較的高額な値引きが行われることがあります。このような販売スタイルは、購入時点での市場価格が実際の価値よりも低くなる傾向を作り出します。その結果、買取価格や下取り価格も抑えられてしまい、リセールバリューが低くなるのです。

国内外での需要の違い
国内市場ではマツダ車の人気が一定の評価を得ていますが、海外市場では他メーカーの車に需要が集中するケースが多いです。特に北米やヨーロッパの市場では、マツダ車はニッチな存在となり、中古車輸出の観点でも高い需要を得にくい状況です。これにより、中古車市場での価値が全体的に下がる傾向があります。

ブランドイメージと市場競争
マツダは「走りの楽しさ」や「デザインの美しさ」を強みにしていますが、トヨタやホンダといった他メーカーと比べ、ブランドの知名度や信頼性が劣ると見られる場合があります。このイメージの違いが、購入者の需要に影響を与え、中古車市場での価格を引き下げる要因となります。

「マツダ地獄」と呼ばれる循環構造
過去には、新車購入時の大幅値引きによって下取り価格が著しく低くなる「マツダ地獄」と呼ばれる現象がありました。この歴史的なイメージが現在も根強く残り、リセールバリューを押し下げる一因となっています。近年では改善されてきたものの、完全に払拭されてはいません。

モデルチェンジや競争環境の影響
車種のモデルチェンジが頻繁に行われる場合、旧モデルの価値が急速に低下することがあります。また、SUVやコンパクトカー市場などでの競争が激しい中、マツダ車が目立った特徴を示せない場合、リセールバリューが低くなる傾向があります。

これらの要因を総合すると、マツダ車のリセールバリューが低い理由は、販売スタイル、市場需要、ブランドイメージなどの複合的な影響によるものと言えます。

リセールバリューの低い車の特徴とは？

リセールバリューが低い車には、いくつかの共通した特徴があります。これらを理解することで、購入時に注意すべきポイントが見えてきます。

需要が少ない車種やブランド
中古車市場では、人気が高い車種やブランドのリセールバリューが高くなる傾向があります。逆に、需要が少ない車種やブランドの場合、中古車としての需要も低いため、リセールバリューが下がります。例えば、特定の車種がニッチな市場向けに設計されていたり、地域ごとに異なる需要に対応できていない場合が該当します。

燃費性能や維持費が良くない車
燃費が悪い車や維持費が高い車は、購入後のランニングコストがかかるため、買い手が敬遠しがちです。これにより市場価値が低下し、リセールバリューが下がる要因となります。特に近年では燃費性能が重要視されるため、これを満たさない車種は評価が下がる傾向があります。

カスタマイズが過剰な車
購入者が個人の趣味で過剰にカスタマイズを施した車も、リセールバリューが低い特徴の一つです。エアロパーツの追加や内装の変更が過剰である場合、次の購入者がその車を選ぶ際に好みに合わない可能性が高まります。このため、中古車市場での需要が減少します。

新車時の値引きが大きい車
新車購入時に値引きが多く行われる車種は、中古市場での価値が抑えられる傾向があります。値引きが大きい場合、購入直後の時点でその車の実質的な市場価値が低くなるため、リセールバリューも低くなります。

モデルチェンジが近い車
モデルチェンジが予告されている車や、フルモデルチェンジが近い車は、中古市場での需要が低下します。新しいモデルが登場すると旧型の魅力が薄れるため、リセールバリューが急激に下がることがあります。

これらの特徴を踏まえて車を選ぶ際には、購入後の価値を見据えて検討することが重要です。特にリセールバリューを重視する場合は、燃費性能や市場需要の高いモデルを選ぶことが賢明と言えます。

故障リスクとメンテナンスコストを知る

車の購入に際して、故障リスクとメンテナンスコストは重要な要素です。特にCX-8のような大型SUVでは、これらの要因を理解しておくことで、長期的な維持費を正確に把握できます。

CX-8の故障リスクについて
CX-8は、マツダの「SKYACTIVテクノロジー」を採用した先進的な車種であり、エンジンやトランスミッションの耐久性には高い評価を得ています。しかし、定期的なメンテナンスを怠ると、特にディーゼルエンジン搭載モデルにおいてDPF（ディーゼル微粒子捕集フィルター）の詰まりやインジェクターの不具合が発生する可能性があります。このような問題は、頻繁に長距離を走行するユーザーには起こりにくい一方、短距離を繰り返す使い方をする場合に注意が必要です。

また、電子制御システムが多用されているため、センサー類の故障リスクもゼロではありません。ただし、これらは適切な点検とメンテナンスを行えば未然に防ぐことが可能です。

メンテナンスコストのポイント
CX-8のメンテナンスコストは、同クラスの他メーカーのSUVと比較して競争力のある価格設定となっています。ただし、ディーゼルモデルの場合、エンジンオイルやエアフィルターなどの消耗品がガソリンモデルに比べて高価になる傾向があります。

また、タイヤの交換費用も大きなポイントです。CX-8の標準タイヤはサイズが大きいため、交換時には高額になることが予想されます。さらに、SUV特有のサスペンションやブレーキ関連のパーツも劣化が進むと修理費用がかかるため、定期的な点検を心掛けることが重要です。

リスク管理のためのアドバイス
故障リスクを軽減し、メンテナンスコストを抑えるためには、以下の点を押さえておきましょう。

• 定期点検を確実に受ける
• メーカー推奨のオイルや部品を使用する
• 長距離ドライブを増やしてDPFの詰まりを防ぐ（ディーゼルモデルの場合）

これらを実行することで、大きなトラブルを未然に防ぎ、長期的に快適なカーライフを送ることができます。

CX-8に乗る人の傾向はどんな感じ？

CX-8は、3列シートSUVとして、幅広いユーザーに支持されています。その特徴やニーズに基づいて、どのような人がCX-8を選ぶのかを見ていきましょう。

ファミリー層が中心のユーザー層
CX-8の最大の特徴は、ミニバンのような7人乗りの利便性とSUVらしいスタイリッシュなデザインを兼ね備えていることです。そのため、小さな子どもがいるファミリー層に特に人気があります。車内の広さや収納力、そして安全装備の充実が、家族の移動に最適な条件を提供しています。

また、6人乗り仕様では2列目にキャプテンシートを採用しているモデルもあり、家族全員が快適に過ごせる空間が魅力です。これにより、アウトドアや長距離ドライブを楽しむ家族にとって理想的な選択肢となっています。

アウトドアを楽しむアクティブ層
CX-8は、高い走行性能と十分な積載能力を持っているため、アウトドアを趣味とする人々にも支持されています。大容量のラゲッジスペースには、キャンプ道具やスポーツギアを余裕で積み込むことが可能です。また、4WDモデルの存在により、オフロード走行や雪道にも対応できる点が、アウトドア好きのユーザーにとって大きな魅力となっています。

高級感を求めるビジネス層
CX-8の上級グレードでは、レザーシートや上質な内装、先進的な運転支援システムを備えたモデルが用意されています。これにより、高級感や快適性を重視するビジネス層からも選ばれています。広々とした室内空間は、取引先との移動や接待用途にも利用できるため、ビジネスユースとしても適しています。

車好きのセカンドカー選びとして
CX-8は、価格帯や性能のバランスが取れているため、セカンドカーとして選ぶ人もいます。特にガレージに複数の車を保有している人々にとって、用途やスタイルに応じた使い分けができる点が魅力的です。

CX-8のユーザー層の多様性
このように、CX-8はファミリー層からアウトドア派、高級感を求める人々まで、多様なニーズに応える車です。そのため、購入前には自分のライフスタイルや用途を明確にしておくと、CX-8が本当に合った車かどうかが判断しやすくなります。

マツダCX8を買って後悔しない為のまとめ

以下にポイントを箇条書きしておきます。

• CX-8は価格帯が高めで初期費用が負担になる
• 車体が大きく都市部での取り回しが悪い
• ディーゼルエンジンの音や振動が気になる場合がある
• リセールバリューが低く将来の売却時に不利
• 3列目シートの快適性が限定的
• 実燃費はカタログ値より低くなることがある
• メンテナンスを怠るとDPFの詰まりや故障リスクがある
• 中古市場で価格が安いが供給過多の影響もある
• 生産終了により今後のサポートが懸念される
• 燃料費は軽油で抑えられるが維持費全体は高め
• 大人数乗車や長距離移動に向いている
• アウトドアやファミリーユースに適した広さと性能
• 高級グレードはビジネス用途にも対応可能
• ライバル車と比較し燃費性能で劣る部分がある
• マツダ特有のリセールバリュー低下が影響する