
スバルの人気ステーションワゴン、レヴォーグの購入を検討しているものの、「買って後悔」という声も聞こえてきて、一歩踏み出せずにいませんか。実際のところ、オーナーからの評価はどうなのか、乗ってる人のイメージや、ひどいと言われる理由が気になりますよね。
スポーティな外観で煽られるという噂や、高性能なSTIはいらないのか、走行距離と寿命の関係、長距離移動で本当に疲れやすいのか、といった具体的な疑問もあるでしょう。また、新型レヴォーグは不具合だらけという話もあり、一体弱点はどこですか?と不安になるのも当然です。
しかし、多くのオーナーが買ってよかったと絶賛する魅力があるのも事実。この記事では、オーナーの年齢層や、レヴォーグはでかすぎですか?というサイズ感の不安まで、あらゆる角度から徹底的に解説し、あなたの疑問を解消します。
この記事でわかること
- レヴォーグ購入で後悔する可能性のある具体的な理由
- 後悔の声を上回る「買ってよかった」と感じるレヴォーグの魅力
- 中古車選びの注意点や寿命、不具合に関するリアルな情報
- オーナーの年齢層やイメージなど購入前に知っておきたいポイント
レヴォーグを買って後悔する理由とは

- 買って後悔、ひどいと言われる理由
- スポーティな外観で煽られる?
- 長距離の運転は本当に疲れやすいか
- レヴォーグの弱点はどこですか?
- 逆に買ってよかったという魅力も
買って後悔、ひどいと言われる理由
レヴォーグの購入後に「後悔した」「ひどい」と感じる声が上がる主な理由は、経済性や実用性の一部が、購入前の期待と異なっていたケースに見られます。車の性能自体は高く評価されていますが、日常使いで気になる点がいくつか存在するのです。
まず、最も多く挙げられるのが維持費の高さです。スバル独自の水平対向エンジンとAWD(常時全輪駆動)システムは、優れた走行安定性をもたらす一方で、燃費性能の面では他の同クラス車種に劣る傾向があります。特に市街地での走行が多い場合、思った以上にガソリン代がかさむことに不満を感じるユーザーは少なくありません。
さらに、乗り心地の硬さも指摘されるポイントです。レヴォーグはスポーティな走りを追求しているため、サスペンションが硬めに設定されています。これにより、路面の凹凸をダイレクトに拾いやすく、特に長距離を運転した際に疲れを感じやすいという意見があります。また、スタイリッシュなデザインを優先した結果、後部座席の居住空間や荷室容量が、SUVやミニバンといったライバルと比較して手狭に感じられることも、ファミリー層にとってはデメリットとなる場合があります。
購入後に後悔しやすいポイント
- 燃費性能:市街地走行では燃費が伸び悩む傾向があり、燃料費が想定より高くなる可能性があります。
- メンテナンス費用:独自の機構を採用しているため、オイル交換や専門的な整備費用が比較的高くつくことがあります。
- 乗り心地:スポーティな足回りのため、路面状況によっては硬さを感じ、長距離での快適性に影響が出る場合があります。
- 車内空間:特に後部座席の足元スペースや頭上空間は、他のステーションワゴンやSUVに比べて狭いと感じる可能性があります。
スポーティな外観で煽られる?

「レヴォーグは煽られる」という噂を耳にすることがありますが、これはレヴォーグ自体が特別に煽られやすい車である、というわけではありません。主な原因は、そのアグレッシブでスポーティな外観デザインが、周囲のドライバーに特定のイメージを与えてしまうことにあると考えられます。
シャープなヘッドライトや大きなエアインテークを持つフロントマスクは、見る人に「速そう」「走りを楽しむ車」という印象を強く与えます。そのため、高速道路などで法定速度を守って穏やかに走行していると、後続車から「この車ならもっと速く走るはずなのに」と勝手な期待を抱かれ、無意識に車間を詰められてしまうことがあるのです。
これは車の性能やドライバーの運転スタイルに問題があるのではなく、外観からくるイメージとのギャップが原因で発生する現象と言えるでしょう。つまり、レヴォーグだから煽られるのではなく、その見た目が誤解を招く一因となっているのです。
誤解を避けるための運転の心がけ
どのような車に乗っていても、最も重要なのは安全運転です。車間距離を十分に保ち、周囲の流れに合わせたスムーズな運転を心がけることで、不要なトラブルを未然に防ぐことができます。煽り運転は許される行為ではありませんが、自らも周囲に配慮した運転を徹底することが大切です。
長距離の運転は本当に疲れやすいか
レヴォーグでの長距離運転が「疲れやすい」かどうかについては、オーナーの間でも意見が分かれるところです。これは、レヴォーグが持つ二面性に起因しています。
一方で、疲れやすいと感じる要因は、前述の通り硬めのサスペンションにあります。スポーティなハンドリングと引き換えに、路面の細かな振動を拾いやすいため、長時間の運転では体に疲労が蓄積しやすいという意見があります。特に、初期モデルやより足回りを引き締めたSTI Sportグレードで、その傾向が強いようです。
しかし、もう一方では「長距離こそレヴォーグの真骨頂」と評価する声も非常に多いです。その理由は、以下の3つの要素にあります。
強み | 内容 |
---|---|
優れたシート性能 | 人間工学に基づいて設計されたシートはホールド性が高く、正しい運転姿勢を維持しやすいため、腰や背中への負担を軽減します。 |
抜群の直進安定性 | 低重心の水平対向エンジンとシンメトリカルAWDがもたらす安定感は絶大で、高速走行時の修正舵が少なく済み、精神的な疲労を減らします。 |
先進の運転支援システム | 「アイサイト」による追従走行機能は、アクセルやブレーキ操作の大部分を車が担ってくれるため、ドライバーの負担を劇的に軽減してくれます。 |
このように、レヴォーグは「グランドツアラー」としての高い資質を備えており、足回りの硬さが気にならない方にとっては、むしろこれ以上ないほど快適で疲れにくい長距離移動のパートナーとなり得るのです。
レヴォーグの弱点はどこですか?
レヴォーグは多くの魅力を持つ一方で、購入を検討する上で知っておくべき「弱点」も存在します。これらの点を理解し、ご自身の価値観と合致するかどうかを判断することが、後悔しない車選びの鍵となります。
主な弱点をまとめると、以下のようになります。
カテゴリ | 具体的な内容 |
---|---|
経済性 | ハイブリッドモデルの設定がなく、燃費性能は同クラスの車種と比較して優れているとは言えません。また、独自のエンジンやAWDシステムにより、メンテナンス費用が比較的高くなる傾向があります。 |
快適性 | スポーティな走行性能を優先しているため、乗り心地が硬いと感じるユーザーがいます。また、デザイン性を重視した結果、後部座席のスペースがやや手狭で、大人が長時間乗るには窮屈に感じる可能性があります。 |
パワートレイン | トランスミッションに採用されているCVT(リニアトロニック)は、スムーズな加速が特徴ですが、一部のユーザーからはダイレクト感に欠けるという評価も聞かれます。また、現行1.8Lターボエンジンは十分な性能ですが、先代の2.0Lターボのような刺激的な加速感を求める声もあります。 |
デザイン | 2代目(VN型)のデザイン、特にフロントマスクやリアコンビランプの意匠については賛否が分かれています。「先代の方が良かった」という意見を持つファンも少なくありません。 |
これらの弱点は、レヴォーグが「走りの楽しさ」と「安全性」に大きく舵を切った車であることの裏返しとも言えます。経済性や最大限の快適性を最優先する場合には、他の選択肢も視野に入れるのが賢明かもしれません。
逆に買ってよかったという魅力も
ここまでレヴォーグのネガティブな側面に焦点を当ててきましたが、多くのオーナーがそれらの点を補って余りあると感じるほどの「買ってよかった」と思える魅力に溢れています。その満足度の高さこそが、レヴォーグが多くのファンに愛される理由です。
最大の魅力は、やはり卓越した走行性能にあります。スバル独自のシンメトリカルAWDと低重心な水平対向エンジンが生み出す安定感は、あらゆる路面状況でドライバーに安心感を与えてくれます。雨の日や雪道での走行安定性は特筆もので、「この車なら大丈夫」という絶大な信頼感を抱かせてくれるでしょう。
また、運転そのものが純粋に楽しいと感じられる点も大きな魅力です。ステアリングを切れば切っただけ素直に曲がり、アクセルを踏めば心地よい加速を味わえる。そうした車との一体感は、日常の移動時間を特別なものに変えてくれます。
レヴォーグの「買ってよかった」3大ポイント
- 全天候型の圧倒的な安定性:シンメトリカルAWDにより、雨、雪、高速道路など、どんな状況でも安心して運転に集中できます。
- 意のままに操る楽しさ:正確なハンドリングと優れた回頭性能で、カーブが続く道を走るのが楽しくなります。
- 先進安全技術「アイサイト」の安心感:世界トップクラスの予防安全性能は、万が一の事故のリスクを低減し、日々の運転のストレスを和らげてくれます。
実際にオーナーからは「レヴォーグに乗り換えてから、無駄に遠回りして帰りたくなる日が増えた」「この車のおかげで、長距離の出張が苦ではなく、むしろ楽しみになった」といった声が数多く聞かれます。弱点を理解した上で、その魅力を最大限に享受できる方にとっては、最高のパートナーとなる一台です。
レヴォーグを買って後悔しないためのFAQ

- 走行距離と寿命、不具合だらけ?
- 高性能なSTIはいらない選択肢か
- レヴォーグはでかすぎですか?
- オーナーの年齢層と乗ってる人イメージ
- まとめ:レヴォーグで買って後悔しない選び方
走行距離と寿命、不具合だらけ?
中古のレヴォーグを検討する際、「走行距離と寿命の関係」や「新型レヴォーグは不具合だらけ」といった噂は大きな不安要素ですよね。結論から言うと、適切なメンテナンスが施されていれば寿命は長く、不具合も年次改良で改善されています。
走行距離と寿命について
レヴォーグは走行性能の高さから、ドライブを楽しむオーナーが多く、年式の割に走行距離が伸びている車両も少なくありません。中古車選びで一般的な目安は「1年あたり1万km」ですが、レヴォーグの場合はこの基準を多少超えていても、過度に心配する必要はありません。
最も重要なのは、走行距離の多さよりも、これまでにどのようなメンテナンスが行われてきたかです。スバルのエンジンは定期的なオイル交換が性能維持に不可欠です。購入時には必ず整備記録簿を確認し、オイル交換をはじめとする定期的なメンテナンス履歴がしっかり残っている車両を選びましょう。
不具合は本当に多いのか?
「新型は不具合だらけ」という話は、主に2020年に登場した2代目(VN型)の初期ロット(A型)に関するものです。フルモデルチェンジ直後のモデルにはつきものですが、アイサイトの警告灯が点灯する、インフォテインメントシステムがフリーズするなど、いくつかの初期不良が報告されました。 これらの不具合は、その後の年次改良(B型、C型…)によってソフトウェアのアップデートや部品の改善が進み、現在では大幅に解消されています。中古車を狙う場合は、価格とのバランスを見ながら、できるだけ新しい年式のモデルを選ぶとより安心です。
中古レヴォーグ選びの重要チェックポイント
- 整備記録簿の有無:定期的なオイル交換の履歴は最重要項目です。記録がしっかりしている車両を選びましょう。
- 年式とモデル型:予算が許すなら、初期不良が改善されたB型以降のモデルがおすすめです。
- 試乗:エンジンからの異音やCVTの変速ショック、電装系の動作などを実際に確認することが大切です。
高性能なSTIはいらない選択肢か

レヴォーグの最上位グレードである「STI Sport」。その響きに憧れを抱く方も多いと思いますが、一方で「自分にはSTIはいらないのでは?」と迷う方もいるでしょう。この選択は、あなたがレヴォーグに何を求めるかによって決まります。
STI Sportを選ぶべきなのは、走りの質感を最大限に高めたい方です。標準モデルとの主な違いは、専用チューニングされた足回り(電子制御ダンパーなど)や、内外装の専用装備にあります。これにより、よりシャープで一体感のあるハンドリングや、コーナリング時の安定性を手に入れることができます。
言ってしまえば、STI Sportは「走りの愉しみ」というレヴォーグの魅力を、さらに深く味わうためのグレードです。ワインディングを意のままに駆け抜けたい、所有する喜びを細部まで感じたい、という方には最高の選択となるでしょう。
一方で、STI Sportが不要なケースもあります。それは、日常使いでの快適性を重視する方です。STI Sportの引き締められた足回りは、標準モデルに比べて乗り心地が硬くなる傾向があります。また、価格も数十万円高くなるため、その差額を他のオプションや維持費に充てたいと考えるのも合理的な判断です。
標準モデルでもレヴォーグの走行性能の高さは十分に体感できます。まずは標準グレードに試乗してみて、それでも物足りなさを感じる場合にSTI Sportを検討する、というステップがおすすめです。
レヴォーグはでかすぎですか?
「レヴォーグに乗りたいけれど、サイズがでかすぎて運転が不安…」特にコンパクトカーや軽自動車から乗り換えを検討している方にとって、サイズ感は大きな懸念点ですよね。しかし、結論から言うと、レヴォーグは見た目の印象ほど大きくなく、日本の道路環境に非常にマッチしたサイズ設計になっています。
実際のボディサイズ
車種 | 全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|---|
レヴォーグ | 4,755mm | 1,795mm | 1,500mm |
フォレスター(SK型) | 4,640mm | 1,815mm | 1,715mm |
トヨタ ハリアー | 4,740mm | 1,855mm | 1,660mm |
上の表からも分かる通り、最も重要な全幅が1,800mm未満に抑えられています。これにより、都市部で多い機械式立体駐車場のサイズ制限(多くは全幅1,850mm以下)をクリアできる場合が多く、駐車場所に困るシーンが格段に少なくなります。
また、最小回転半径も5.5mと、このクラスのAWD車としては優秀で、狭い路地でのUターンや車庫入れでも、想像以上の取り回しの良さを実感できるはずです。視界も良好に設計されており、さらにアイサイトによる360度センシング機能が死角をカバーしてくれるため、女性や運転に不慣れな方でも安心して運転することが可能です。
オーナーの年齢層と乗ってる人イメージ

レヴォーグを選ぶのはどのような人たちなのでしょうか。オーナーの年齢層や、一般的に持たれている「乗ってる人 イメージ」を知ることは、車選びの参考になります。
中心となるオーナーの年齢層
各種データによると、レヴォーグの購入者層の中心は30代後半から50代の男性です。特に、40代後半から50代前半がボリュームゾーンとなっており、全体の半数以上を占めるという調査結果もあります。この年代は、仕事や家庭が安定し、経済的にも余裕が出てくる時期です。単なる移動手段としての車ではなく、自分のライフスタイルや趣味を反映できる「こだわり」の一台を求める傾向が強く、レヴォーグの持つキャラクターと見事に合致しています。
一般的に持たれるイメージ
こうした背景から、レヴォーグのオーナーには以下のようなイメージが持たれやすいです。
レヴォーグオーナーのイメージ
- 車へのこだわりが強い:走行性能や安全性、デザインなど、車の本質的な価値を理解して選んでいる。
- 知的で落ち着いている:派手さよりも質実剛健さを好み、合理的な判断ができる大人の男性。
- アクティブなライフスタイル:ステーションワゴンというボディタイプから、アウトドアや旅行など、多趣味で活動的なイメージ。
- 安全意識が高い:スバル車、特にアイサイト搭載車を選ぶことから、自分だけでなく同乗者の安全にも気を配れる。
もちろん、最近ではそのスタイリッシュなデザインや安全性から20代の若者や女性オーナーも増えており、イメージは多様化しています。しかし、根底にあるのは「確かな審美眼を持つ、知的な大人」というポジティブなイメージであると言えるでしょう。
まとめ:レヴォーグを買って後悔しない選び方

これまで見てきたように、スバル・レヴォーグは多くの魅力を持つ一方で、いくつかの注意点も存在する車です。最後に、あなたがレヴォーグを買って後悔しないためのポイントをまとめます。
- レヴォーグで後悔する原因は主に経済性と乗り心地
- 燃費やメンテナンス費用は国産同クラス車より高め
- スポーティな足回りは路面の凹凸を拾いやすい
- 後部座席や荷室の広さはSUVなどには及ばない
- アグレッシブな外観は時に周囲から誤解されることも
- しかし卓越した走行性能は最大の魅力
- AWDによる全天候型の安定性は絶大な安心感をもたらす
- 先進安全技術アイサイトは多くのドライバーから高く評価されている
- 中古車を選ぶ際は走行距離よりも整備履歴を最優先する
- 初期型モデルの不具合は年次改良によって改善済み
- STIモデルは走りをとことん追求したい人向けの選択肢
- ボディサイズは見た目よりコンパクトで日本の道でも扱いやすい
- オーナーは30代後半から50代の車好きで知的なイメージが中心
- 自分の価値観と車の特性が合致すれば最高のパートナーになる
- 購入前には必ず試乗して乗り心地やサイズ感を自身で確かめることが最も重要