
こんにちは。Automotive Adventure 運営者の「TUKASA」です。
スバルのクロストレック、かっこいいですよね。私もすごく気になっている一台なんですが、最近「クロストレックの排気量って結局どうなってるの?」という声をよく聞きます。確かに、従来の2.0Lモデルに加え、新型C型では2.5Lのストロングハイブリッドが登場したことで、情報が少し複雑になっているかもしれません。
「2.0Lと2.5Lの違いって?」「従来のモデルはパワー不足って聞いたけど本当?」「新しいS:HEVの燃費は実際どうなの?」など、排気量にまつわる疑問は尽きないですよね。
この記事では、クロストレックの2つの排気量、2.0L e-BOXERと2.5L S:HEVについて、それぞれの特徴や違いを分かりやすく整理していきます。どちらのモデルが自分に合っているか、選ぶ際の参考にしていただけたら嬉しいです。
この記事でわかることは?
- 2.0Lと2.5Lの技術的な違い
- 市場での「パワー不足」評価の真相
- 燃費や自動車税など維持費の比較
- あなたに最適な排気量の選び方
クロストレックの排気量は2種類ある?

クロストレックのエンジンラインナップは、実は「排気量」が違うだけでなく、ハイブリッドシステムの「中身」が全く異なる2種類が存在するんです。まずは、それぞれのパワートレインがどんなものなのか、基本から見ていきましょう。
従来の2.0L e-BOXERとは
まず、クロストレックのベースとなっているのが、おなじみの「2.0L e-BOXER」ですね。これは総排気量1995ccのFB20型という水平対向エンジンを積んでいます。
システムとしては「マイルドハイブリッド」に分類されます。あくまで主役はエンジンで、発進や加速の時にモーターが「ちょっとお手伝いする」というイメージです。スバル独自のシンメトリカルAWDの構造を活かしつつ、燃費も少し良くしよう、という狙いがあったみたいですね。
良くも悪くも、スバルらしさを大切にしたハイブリッドシステムかなと思います。
市場での評価はパワー不足?
ただ、この2.0L e-BOXER、市場での評価を見てみると「パワー不足かも?」という声が結構目につきます。
特に高速道路への合流や、ちょっと急な登り坂などで「もうひと押し欲しい」「出足が少し重たい感じがする」といったレビューを見かけることが多いですね。
これは、モーターのアシストが限定的なマイルドハイブリッドであることや、燃費を意識したセッティングになっていることが影響しているかもしれません。「スバル=走りが良い」というイメージを持っていると、少し物足りなさを感じる場面がある、というのが正直なところだったようです。
新型C型で2.5L S:HEV登場
そんな市場の「パワー不足」という声に応えるように登場したのが、2024年後半に導入された改良モデル(C型)から選べるようになった「2.5L S:HEV」です!
これは従来のラインナップになかった全く新しい選択肢で、クロストレックの「走り」に対するイメージをガラッと変える可能性を秘めたモデルとして注目されていますね。
S:HEVはストロングハイブリッド
S:HEVの最大の特徴は、これがスバル車として初めて採用された「ストロングハイブリッド」であることです。
マイルドハイブリッド(2.0L)が「エンジン主体・モーター補助」だったのに対し、ストロングハイブリッドは「モーターだけでもグイグイ走れる」のが大きな違いです。
搭載されるエンジンもFB25型という総排気量2498ccのものに変わっています。そして何より、モーターのパワーが従来の約9倍(!)とも言われるほど強力になっているんです。これにより、発進時など、これまでエンジンが頑張っていた領域をモーターが力強くカバーできるようになったんですね。
トヨタのハイブリッドシステム採用か
このS:HEV、「どこかで見たような仕組みだな?」と思った方もいるかもしれません。詳しい情報を見ていくと、どうやらこのシステムはトヨタのハイブリッドシステム(THS)の技術を活用して開発されたようです。
スバル独自のAWD技術と、世界トップクラスのトヨタのハイブリッド技術が融合した、まさに「いいとこ取り」のシステムと言えるかもしれません。自社のこだわり(スバルらしさ)と市場の要求(パワーと燃費)を両立させるための、スバルの大きな決断だったんだなと感じます。
ここまでのまとめ
- 2.0L e-BOXER: 排気量1995cc。エンジン主体のマイルドハイブリッド。
- 2.5L S:HEV: 排気量2498cc。モーター主体のストロングハイブリッド(トヨタ技術活用)。
クロストレック排気量の違いと選び方

エンジンの排気量もハイブリッドの仕組みも全く違う2つのモデル。となると、当然、走りや維持費も変わってきますよね。ここでは、その具体的な違いを比較しながら、どちらが自分に合っているのかを考えてみましょう。
2.0Lと2.5Lの燃費を比較
まず気になるのが燃費ですよね。排気量が大きくなると燃費が悪くなるイメージがありますが、クロストレックの場合は逆転現象が起きています。
| モデル | 排気量 | 燃費 (WLTCモード) |
|---|---|---|
| 2.0L e-BOXER (FF) | 1995cc | 16.4km/L |
| 2.5L S:HEV (AWD) | 2498cc | 18.9km/L |
なんと、排気量が大きく、AWD(四輪駆動)である2.5L S:HEVの方が、FF(前輪駆動)の2.0Lモデルよりも燃費が良いんです。
これは、S:HEVが効率の良いストロングハイブリッドであり、モーター走行できる領域が広いためだと考えられます。パワーだけでなく、燃費性能も劇的に改善されているのは驚きですね。
航続距離とタンク容量の大きな差
長距離ドライブが多い方にとって見逃せないのが、燃料タンクの容量と航続距離です。
- 2.0L e-BOXER: タンク容量 48L
- 2.5L S:HEV: タンク容量 63L
2.5Lモデルはタンク容量が15Lも大きくなっています。先ほどの燃費(18.9km/L)と合わせて単純計算すると、理論上は1100km以上も無給油で走れることになります(63L × 18.9km/L)。
「1000kmチャレンジ」なんていう実証もされたみたいで、長距離ツアラーとしての性能は2.5Lモデルが圧倒的に有利ですね。
自動車税(維持費)はどう変わる?
パフォーマンスや燃費は良いことずくめに見える2.5L S:HEVですが、維持費の面で少し注意点があります。それが「自動車税」です。
日本の自動車税は、エンジンの排気量によって区分が決められています。
- 2.0L (1995cc): 1.5L超〜2.0L以下 区分
- 2.5L (2498cc): 2.0L超〜2.5L以下 区分
この区分の違いにより、2.5Lモデルは2.0Lモデルよりも年間の自動車税が少し高くなります。
【注意】税額は目安です
2019年10月1日以降に初回新規登録を受けた車の場合、2.0L区分は年額36,000円、2.5L区分は年額43,500円と、年額で7,500円の差が出ます。これはあくまで目安の金額であり、購入時期やエコカー減税の適用によって変動する可能性があります。正確な情報はスバルの正規ディーラーや公式サイトで必ずご確認ください。
燃費で浮くガソリン代と、毎年かかる税金の差。このあたりは、ご自身の走行距離と照らし合わせて考える必要がありそうですね。
Wildernessモデルとの関係

クロストレックといえば、最近日本でも導入が発表されたタフな特別仕様車「Wilderness(ウィルダネス)」も気になりますよね。実は、このモデルの登場と2.5L S:HEVには深い関係があるんです。
ウィルダネスが得意とするような本格的なオフロード、特に岩場をゆっくり登るような場面では、低速で非常に強いトルク(タイヤを回す力)が必要です。
従来の2.0L e-BOXERのモーター(約10kW)では、そのトルクを供給するのが難しかった。しかし、2.5L S:HEVの強力なモーター(約88kW)なら、それが可能になります。つまり、S:HEVというパワフルな心臓部があったからこそ、クロストレックに「ウィルダネス」という本格オフローダーの選択肢が生まれた、と言えるわけですね。
競合SUV(ヴェゼル等)との比較
ここで、他のコンパクトSUVと比べてみると、スバルの戦略がよく分かります。
例えば、ホンダ ヴェゼル e:HEV(1.5L)や日産 キックス e-POWER(1.2L)、トヨタ カローラクロス(1.8L/2.0L)など、競合の多くは、クロストレックより小さい排気量のエンジンを使って、とことん「燃費(km/L)」の数値を追求しています。
それに対してスバルは、あえて2.5Lという大排気量を選びました。燃費のスペックシート上の競争(例: 25km/L超え)からは一歩引いて、「パワー不足」という弱点を完全に克服し、AWDの走破性や長距離の快適性を優先したわけです。
これは、すごくスバルらしい合理的な選択だなと、私は思います。
まとめ:クロストレック排気量の最適解

さて、クロストレックの排気量について2つの選択肢を見てきました。結局、どちらが最適解なのでしょうか。
私の結論としては、「クロストレックの排気量の最適解は、何を重視するかで明確に分かれる」ということかなと思います。
こんな人におすすめ
▼2.0L e-BOXER (1995cc) がおすすめな人
- とにかく車両価格を抑えたい人
- 街乗りがメインで、高速や坂道をあまり使わない人
- スバル伝統のシステムにこだわりたい人
▼2.5L S:HEV (2498cc) がおすすめな人
- 高速道路や登坂でのパワー不足を絶対に感じたくない人
- 燃費性能と長い航続距離を重視する人
- レジャーやオフロード走行も楽しみたい人(ウィルダネス含む)
2.5L S:HEVは、従来の弱点をほぼ全て克服した、まさに「新世代」のクロストレックだと感じます。自動車税の差はありますが、それ以上に得られるパワー、燃費、快適性のメリットは非常に大きいですね。
気になる方は、ぜひ両方のモデルを試乗して、その違いを体感してみることをおすすめします!
この記事が、あなたのクロストレック選びの参考になれば幸いです。

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